屋根やベランダの防水塗装のキホン | 防水に使用する塗料の種類や防水塗装の注意点も解説

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外壁塗装コラム
2019.9.26

屋根やベランダの防水塗装のキホン | 防水に使用する塗料の種類や防水塗装の注意点も解説

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「天井に雨漏りのシミができた」

 

「ベランダ床の塗装がはがれている」

 

このような症状が現れた場合、屋根やベランダの防水塗装が劣化している可能性があります。

 

長期間放置していると、雨漏りの原因となったり、壁内部の構造材の劣化に繋がってしまうでしょう。

 

そこで今回は、部位別の防水塗装についての知識や塗料の種類、防水工事をする上での注意点をご紹介していきたいと思います。

 

防水塗装についての正しい知識を身につけ、症状や場所に合った工事を行ってもらう異様にしましょう。

 

ベランダの防水塗装

それではまず初めに、自宅のベランダの防水塗装の方法にはどんなものがあるのか見ていきましょう。

 

ベランダ防水の方法

ベランダ防水の工法は「ウレタン防水」「FRP防水」「シート防水」「アスファルト防水」の4つです。

 

この中で一般住宅の防水に向いている工法は、「ウレタン防水」と「FRP防水」となります。

 

それぞれの特徴と費用を見ていきましょう。

 

ウレタン防水

ウレタン防水とは、ウレタン樹脂が含まれた塗料を塗布し、最後にトップコートで表面を保護することで紫外線による劣化を防ぐ方法です。

ウレタン防水

参照元:https://www.muraitoso.jp/flow/waterproof01/

 

価格は防水塗装の中では安価ですが、耐久性はやや劣ります。

 

工法には通気緩衝工法と密着工法があり、密着工法は他の工法が不可能な狭いベランダでも施工可能です。

 

通気緩衝工法は、下地の劣化が激しくてもあらかじめシートを敷いた上に施工するので、下地の影響を受けることはありません。

 

どちらも品質は職人の腕次第で、キレイに仕上がればシームレスなので見た目良く仕上げることが出来ます。

 

また、劣化してきた場合は重ね塗りをすることも可能です。

 

FRP防水

FRP防水に使われるFRP材とは、繊維強化プラスチック材のことを言います。

FRP塗料参照元:https://bit.ly/2np0bu5

非常に強度の高い素材で、プールや屋上駐車場にも使われるほどの強度を誇ります。

 

しかし伸縮性がないので、しなりのある木造住宅の大きなベランダやバルコニーにはひび割れなどが発生してしまい不向きだと言えるでしょう。

 

逆に、動きの少ない鉄骨やコンクリートの建物に適しています。

 

他の防水工法よりも少々価格は高めですが、耐久性があるのでコストパフォーマンスは良好です。

 

職人による技術が必要なので、業者に依頼するときはしっかりと実績のあるところを選ぶようにしましょう。

 

シート防水

シート防水とは、「ゴムシート」や「塩化ビニルシート」を貼り付ける工法です。

ベランダのシート防水参照元:https://bousui-connect.com/kind/veranda-sheet/

ウレタン防水やFRP防水のように塗布するタイプではないので、凸凹した場所には不向きで平坦な場所に使用されます。

 

一般的な住宅のベランダにはあまり使われることはなく、ビルの屋上に使われることが多いです。

 

工法には2種類あり、機械固定工法と密着工法があります。

 

安価で短期間の工期で施工できる工法です。

 

アスファルト防水

アスファルト防水とは、アスファルトシート(ルーフィング)を熱しながら貼り付けていく工法です。

アスファルト防水

参照元:https://bousui-connect.com/kind/rooftop-asphalt/

材料自体の重さもあり施工時に匂いを発生させることもあるので、一般的な住宅のベランダに使用されることはあまりありません。

 

工法には3種類あり、熱工法、常温工法、トーチ工法があります。

 

耐用年数も長く、防水性の高い工法です。

 

ベランダの防水塗装を行う際の注意点

ベランダの防水工事を行う際は、防水工事の専門業者、または防水工事の実績が豊富な業者に依頼するようにしましょう。

 

一般的なベランダの防水に使われる「ウレタン防水」「FRP防水」は職人の技術が必要になるためです。

 

リフォーム工事全般を請け負っていても、防水工事の実績がない業者に頼むのであれば自分でDIYするのと技術的には変わらなくなってしまいます。

 

そのため、実績のある優良業者に施工してもらうことが大切です。

 

ベランダの防水塗装に適した塗料の紹介

防水工事の工法と注意点が分かったところで、実際の防水塗装にはどのような塗料を使用するのかをご紹介していきます。

 

エスケー化研 アーキフロアーAW

1㎡当たり材料費1300円と安価なアクリル樹脂系の塗料です。

エスケー化研 アーキフロアーAW参照元:https://item.rakuten.co.jp/mukouyama/10006064/

水性なので有機溶剤のようなきつい匂いが少ないのがメリットだと言えるでしょう。

 

色はブラウンやグリーンを中心に20色展開しているので、お好みの色に仕上げることが出来ます。

 

主要成分

アクリル樹脂

種類

水性

適応下地

コンクリート、セメントモルタル、アスファルト面、旧塗膜下地など

 

大同塗料 水系ソフトトップコートAU

追従性がある弾性ウレタン素材の塗料なのでひび割れしにくく長持ちなのが特徴です。

大同塗料 水系ソフトトップコートAU参照元:https://amzn.to/2mVFxRZ

同シリーズで遮熱型の商品もあるので、断熱(遮熱)性が必要とされる1階の上部分にあるベランダやバルコニーに使用するのがおすすめです。

 

色はどんな場所にもマッチする、ホワイトとグリーン系の展開です。

 

主要成分

弾性ウレタン

種類

水性

適応下地

ウレタン系シート、ゴム系シート

 

日本特殊塗料 プルーフロンバリュー

日本特殊塗料のプルーフロンシリーズは、耐久性としなやかな伸びで防水性を発揮します。

日本特殊塗料 プルーフロンバリュー参照元:https://monoichi.jp/shopdetail/000000003165/

色はグレーやホワイトを中心に、淡い色合いのカラーを展開しています。

 

主要成分

ウレタン系

種類

水性

適応下地

モルタル、コンクリート、既存ウレタン塗膜防水材など

 

屋根の防水塗装

次に、屋根の防水塗装の工法について見てきましょう。

 

屋根の防水塗装は、ベランダと同じ「ウレタン防水」や「FRP防水」等の他にも、一般的な塗料で塗装することでも防水性を高めることが出来ます。

 

塗膜防水

特徴

屋根の防水塗装で主流となっている塗膜防水。

塗膜防水工事

工期が短く安価なため、多くの住宅の屋根の防水工事に使われています。

 

ウレタン樹脂が主成分の「ウレタン防水」と、繊維強化プラスチック材が主成分のFRP防水の2種類です。

 

また、「アクリル系塗料」や「シリコン系塗料」など外壁にも使われる塗料で塗装し、防水性を高めることも可能です。

 

安価ですが、耐用年数は約10年と短めなのが特徴となります。

 

費用

ウレタン防水は3000~5000円/㎡、FRP防水は4000~7000円/㎡が相場の目安です。

 

外壁などに使われる一般的な塗料を使用する場合には、使用する塗料の種類や性能によって1200~4000円/㎡と価格に幅があります。

 

シート防水

特徴

シート防水は、勾配のある屋根ではなく平らな陸屋根や屋上で使われる防水塗装の工法です。

シート防水工事

ゴム系シートや塩化ビニルシートを使用し、しっかりと重ね代を作りながら接着していきます。

 

耐用年数は10~13年と、塗膜防水よりやや長持ちします。

 

費用

シート防水の費用は3000~6000円/㎡が相場です。

 

アスファルト防水

特徴

アスファルト防水は、耐用年数15~20年ととても長持ちで耐久性が高い防水工法です。

アスファルト防水工事

しかしとても重さがあるので、木造住宅の屋根には向きません。

 

鉄骨やコンクリート造の平らな屋根に適しています。

 

費用

アスファルト防水の費用は5000~8000円/㎡が相場です。

 

防水塗装に使用する塗料の種類

それでは、一般的な住宅で主に使われている塗膜防水の防水塗料の種類について詳しく見ていきましょう。

 

種類

アクリル系塗料

ウレタン系塗料

シリコン系塗料

弾性塗料

特徴

安価、耐用年数短め

耐用年数短い、細部に使用可

費用対効果が高く人気、コストパフォーマンスが良い

ひび割れしにくく防水性有り、耐用年数長め

費用

1200円~1800円/㎡

1800円~2000円/㎡

2500円~3500円/㎡

3200円~4000円/㎡

耐用年数

約4年

約6年

約8~9年

約15年~

 

アクリル系塗料

特徴

アクリル系塗料は安価で総工費を安く抑えることができます。

 

光沢のある仕上がりになるのが特徴です。

 

防水塗装に使われるアクリル系塗料は、ウレタンと混ぜて作られる「アクリル・ウレタン樹脂」が主です。

 

初期費用を抑えることが可能ですが耐用年数が短いため、トータルコストで考えるとコストパフォーマンスのあまり良くない塗料だといえるでしょう。

 

費用

アクリル系塗料の費用は1㎡あたり1200円~1800円が相場です。

 

耐用年数

耐用年数は約4年です。防水塗料の中では特に短い部類に入ります。

 

ウレタン系塗料

特徴

「ウレタン防水」として住宅のベランダや屋根によく使われるウレタン樹脂を使用した「ウレタン系塗料」です。

屋根防水ウレタン塗料 商品例

参照元:https://item.rakuten.co.jp/paintjoy/wp-223-s8/

アクリル系塗料より少々価格は上がりますが、耐久性・耐水性に優れ耐用年数も長めです。

 

このコストパフォーマンスの良さから、防水塗装や外壁にもよく使われます。

 

とても柔らかく柔軟性があるため、ひび割れしにくく木部などの伸縮がある箇所にも使用できるのが特徴です。

 

費用

ウレタン系塗料の費用は1㎡当たり1800円~2000円が相場です。

 

耐用年数

耐用年数は約6年です。メンテナンスをしっかりとすることで~10年ほど持つ場合もあります。

 

シリコン系塗料

特徴

シリコン系塗料は耐熱性、耐候性、耐水性に優れているため、屋根の防水塗装にピッタリの塗料です。

シリコン塗料 商品例参照元:https://www.monotaro.com/g/03069515/

耐用年数が8~9年と長いため、耐久性重視でリフォームされる方に人気です。

 

屋根や南に面する場所には「遮熱効果」のある塗料を使用すると、さらに長持ちするリフォームをすることが出来ます。

 

艶のある仕上がりとなり、汚れが落ちにくいのが特徴です。

 

費用

シリコン系塗料の費用は1㎡当たり2500円~3500円が相場です

 

耐用年数

耐用年数は8~9年です。遮熱などの効果がある物なら、10~13年とさらに耐用年数が長くなります。

 

弾性塗料

特徴

弾性塗料とは、上記のウレタン系塗料やシリコン系塗料に弾性を持たせた塗料のことを言います。

弾性塗料参照元:https://amzn.to/2lM7tb5

2液形の主材(ウレタン系塗料など)に硬化剤を入れることで、良く伸びる弾性のある塗料へと変化するのです。

 

伸縮性があり、ひび割れなどにも追従するのが最大の特徴です。

 

弾性塗料を塗るとひび割れしにくくなるため、防水性に優れている塗料と言えるでしょう。

 

費用

弾性塗料の費用は1㎡当たり3200円~4000円が相場です。

 

耐用年数

耐用年数は約15年です。メンテナンスの間隔が長くなるので、こまめな点検を行って長持ちさせるようにしましょう。

 

防水塗料を使用する際の注意点

ベランダや屋根に使用する様々な防水塗料の種類について解説しました。

 

耐久性のある塗料を使用しても、使い方が間違っているとその性能は発揮されなくなってしまいます。

防水塗装を行う際の注意点

それでは最後に、防水塗料を使用する際の注意点をご紹介しましょう。

 

耐久性を考慮する

塗料の種類によって、耐久性の高さは様々です。

 

アクリル系塗料は安価ですが耐用年数が約5年と短く、防水性を発揮するためには頻繁に塗り替えをする必要があります。

 

1回のコストは安くても何度も繰り返しメンテナンスを必要とするため、長期的に見ると費用は割高になってしまうでしょう。

 

しかし、頻繁に塗り替えをしてイメージを変えたいという方には最適な塗料です。

 

アクリル系塗料と比較して、シリコン系塗料や弾性塗料は耐久性があり、耐用年数も10年以上です。

 

メンテナンスのスパンが長いため、初期費用が高くなっても最終的なコストパフォーマンスには優れている塗料だと言えます。

 

このように価格だけで決めるのではなく、しっかりと防水性を発揮させるためには、塗料の耐久性も考慮して決めるようにしましょう。

 

外壁材によっては弾性塗料が最適な場合がある

モルタルやサイディング、タイルなど様々な外壁材がありますが、最大限に防水性を発揮するためには、それぞれに合った塗料を使う必要があります。

 

特にモルタル外壁は経年劣化によりひび割れが起こりやすい外壁です。

 

このように、ひび割れがおきやすい外壁材には伸縮性のある弾性塗料が最適です。

 

ひび割れが起こった場合でも、塗料に弾性があるためひび割れに追従して隙間が空くのを防ぎます。

 

その結果、壁内部に雨水が入り込むのを防ぐことが出来るため、最大限に防水性能を発揮することが出来るのです。

 

アクリル、ウレタン、シリコンなど様々な塗料がありますが、その中でも「弾性塗料」という名前の付く物を選ぶようにしましょう。

 

基準塗布量を守る

しっかりと塗料の防水性能を発揮するためには、塗料の基準塗布量を守ることが大切です。

 

塗料の量が少ないと、防水性、耐久性などの性能を最大限に発揮することが出来ません。

 

それどころか、早々にひび割れを起こしたり、塗装が剥がれてくるなどの不具合が顕著に出てきます。

 

残念ですが、材料費を節約するため、少ない塗料で広い面積を施工する悪徳業者もいるのが実情です。

 

そのため、しっかりと防水性能を発揮させるために「使用する塗料の量」と「施工面積」が合っているかどうか、見積もりの際にしっかりと確認しておくことが大切です。

 

乾燥時間を守る

外壁を塗装する際、必ず2~3回ほど重ね塗りをして耐久性を高めます。

 

このとき乾燥時間を守らずに次の塗料を重ねてしまうと、重ね塗りの意味がなくなり、塗料の性能が発揮されなくなってしまうのです。

 

1回の塗装ににつき最低でも3~4時間以上の乾燥時間が必要になることでしょう。

 

そのため、3回塗りの外壁塗装が1日で終わってしまうのは乾燥時間を守っていない可能性があります。

 

そのため、見積もりの際に「重ね塗りの回数」と「工期」が合っているかどうか確認するようにしましょう。

 

まとめ

以上、部位別の防水塗装についての知識や塗料の種類、防水工事をする上での注意点についてご紹介しました。

 

住宅にとって、防水機能が衰えることは寿命を縮めることになる最大の敵です。

 

防水塗装をしっかりと行い、雨漏りや漏水から住宅を守りましょう!

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