外壁塗装に使われるおすすめの塗料の種類と特徴まとめ

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外壁塗装コラム
2016.10.31

外壁塗装に使われるおすすめの塗料の種類と特徴まとめ

Gaiheki-kind

外壁塗装に使われる塗料は数え切れないほど沢山あり、耐久年数や材質・特徴から様々な種類に分類されているうえ、その違いは私たちには馴染みが薄くよく分からないものであることがほとんどです。
 
そのため、塗料のグレードによる適正価格が分からないのはもちろん、不適正な価格設定をする業者がいても判断が難しいといった事態も起こり得ます。

そこで今回は、外壁塗装の際に知っておきたい外壁塗料の種類について、一般的なものを整理してまとめてみました。
 



【目次】
外壁塗装の塗料の種類と特徴
塗料の分類1:樹脂のグレードによる分類
塗料の分類2:塗料の性質による分類
塗料の分類3:仕上がりによる分類
塗料の分類4:塗料の溶剤による分類
塗料の分類5:付加機能を加えた塗料

自分の家に合った塗料を多くの種類から選ぶには?
メーカーから選ぶ
人気の塗料から選ぶ
仕上げ感から選ぶ
耐久性で選ぶ
費用で選ぶ
環境への優しさで選ぶ
塗料に求める効果で選ぶ

まとめ
 
 
 

外壁塗装の塗料の種類と特徴

外壁塗装の価格の上下を左右する一因として塗料のグレードが挙げられますが、塗料のグレードによって寿命や耐久年数も変わってきます。

一般的なグレード分けとしては【アクリル<ウレタン<シリコン<フッ素】というように解説することが多いのですが、この分類は塗料のカテゴリーによる分類に過ぎないため、この点のみで塗料を選ぶのは必ずしも適切ではありません。

実際の塗料は、水性塗料・油性塗料などでも違いがあり、単純に樹脂のグレードのみで塗料選びを済ませてしまうと後悔するケースもありますから、注意が必要といえます。

ここでは、外壁塗装をする際に選ぶ塗料について、カテゴリーやグレードの分類を整理してご紹介いたします。
 

塗料の分類1:樹脂のグレードによる分類

まずは樹脂のグレードによる分類を整理してみましょう。

一般的に、主な外壁塗装用塗料としてあげられるのは下記の6種類のものになっていますが、下に行けば行くほど耐久年数が大きく、その分価格も高くなる傾向にあります。

ただし、それぞれの樹脂グレードの中にも更にグレードがあり、例えばウレタンの最高グレードとシリコンの最低グレードでは、比較するとウレタンの最高グレードの塗料の方が費用・耐久年数が高くなるなどといった場合もありますので、一概にこの比較だけで判断するのは注意が必要です。
 

アクリル

アクリル塗料は種類も多く、比較的安価な塗料です。約20年前に発売された塗料でモルタルのひび割れに対応する画期的な塗料でしたが、汚れやすく耐久性がよくないため、現在はあまり使用されません。
耐久年数は5年~8年で、短期間でよく塗り替える場所には適しています。
 

ウレタン

数年前までは外壁の塗り替え用として最も普及していた塗料がウレタン塗料です。比較的安く、防汚性・施工面に優れており、止水やひび割れ防止の注入剤としても機能して外壁を守る優良な塗料と言えます。

耐久年数は7年~10年で、柔らかい塗料のため木部や雨樋などの細部に適しています。
 

シリコン

シリコン塗料は、価格と機能のバランスが良く、住宅塗装で安定の人気を誇る塗料です。

シリコンを含有し汚れにくさと性能を両立させ、超耐久も実現させているほか、カラーバリエーションも豊富なのが特徴です。また、シリコン塗料をベースとした様々な特殊塗料も数多く開発されています。

耐久年数は10年~15年で、防汚性能が高くコストパフォーマンスも良いため、非常に人気の高い塗料です。
 

フッ素

東京スカイツリーの鉄骨塗装に採用された塗料で、一般的な塗料の中では最高グレードの塗料になります。

機能面ではシリコンとあまり変わりませんが、まだ価格が高く、一般住宅にはオーバークオリティかもしれません。艶消しが可能なため、高級感のある落ち着いた意匠を希望する場合に適しているほか、塗膜表面を親水性にすることで雨筋などによる汚れを防止して外観の美しさを保つことも特徴です。

耐久年数は15年~20年で、耐久性が非常に高いため、値段は高いのですが長期的に見ると安上がりとも言えます。
 

ピュアアクリル

高耐久性・高弾性を持ち、防水性に非常に優れた塗料です。

建物にかかる塗り替えなどの生涯コストを大幅に削減できますが、その分1回の施工コストは高めになっています。また、純度の高い樹脂を使用した水性塗料のため、冬場の施工には工期がかかります。
耐久年数は10年~15年で、トータルメリットは大きいと言えます。
 

光触媒

建物に塗るだけで、太陽光や雨などの自然の力で綺麗になるセルフクリーニング効果があるのが光触媒塗料です。

コストが高く、光が当たらない場所では効果が薄くなるほか、塗膜が硬いためモルタル壁には適していません。耐久年数は15年~20年で、高額ではあるものの汚れにくさには定評があります。
 

塗料の分類2:塗料の性質による分類

塗料に油性と水性があるのはご存じかと思いますが、これらの違いは塗料を溶かしている液の種類のことで、分かりやすく言えば「薄め液(溶剤)」の種類の違いになります。(マジックのように水で消えるのが水性というわけではありませんので、ご安心ください。)

そして、水性塗料も油性塗料も、それぞれに上記のアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素のグレードがあります。
 

水性塗料

水性塗料はその名の通り水を入れて薄めるものですが、水性塗料には「水性○○」という名前の塗料が多いため、大抵は名前を見れば分かるようになっています。水性塗料は臭いが少ないため、環境や人に対しての負荷が少なく、施工中近所にも迷惑がかかりにくいという観点から、近年急速に広まっています。

ただ、油性塗料に比べて耐久性が低く密着率が悪いといったデメリットもあります。もっとも、技術の進歩によって油性塗料並みに良い水性塗料も増えてきていますので、そこまで神経質になる必要はないかもしれませんね。
 

油性塗料

油性塗料には薄め液として塗料用シンナーが使用されており、シンナーの種類によって更に細分化されています。強いシンナーのことを強溶剤といい、ラッカー系・アクリル系・ウレタン系などそれぞれのシンナーを使うように更に細分化されています。

弱いシンナーのことは弱溶剤といい、現在の戸建て住宅の外壁塗装で使われるのはほとんどが弱溶剤です。

シンナーを使うので非常に強い臭気があるので注意が必要ですが、その塗料の力は非常に強く、正しく塗れば非常に強い耐久性を持つ塗料となっています。また、乾燥するまでの時間が短いため、冬場など塗料が乾きづらい状況にも適しています。
 
 

塗料の分類3:仕上がりによる分類

外壁の「艶」は見落としがちですが、実はとても重要なポイントで、樹脂のグレードの話は概ね艶有り塗料の中での話になります。
 

艶有り塗料

艶有り塗料の場合、光沢度が70%以上が艶有り、それより低いものとして7分艶・5分艶(半艶)・3分艶といったように艶の調節ができるようになっています。

ただし、艶を落とすためには艶消し添加剤を入れて調節することになるため、本来は不要ないわば不純物を混入する=元々の塗料の性能を100%発揮できるか分からないとも言われています。したがって、艶を落とせば落とすほど耐久性が落ちてくると言われるのはこのためで、耐候性の良い樹脂系塗料を選ぶ必要が出てきます。

また、主に水性塗料では全艶消しが選べますが、油性塗料では3分艶までしか落とせませんので、どうしても艶消しを選びたければ水性塗料が無難でしょう。
 

艶無し塗料

艶無し(艶消し)外壁用の専用塗料は、現在のところシリコン系しかありません。

そのため現在の塗料が艶消し塗料の場合、艶をどうするかの話題がなく、いきなり塗料のグレードの話になってしまうことは珍しくありません。この場合は艶の選択肢がないままに艶有り塗料を塗られてしまうことがあるので、艶無し塗料を希望する場合はきちんとその旨を伝えるのが大切です。
 

塗料の分類4:塗料の溶剤による分類

塗料には使うときの混ぜ方によって、1液型と2液型があります。
水性塗料・油性塗料ともに1液型と2液型の塗料がありますが、水性塗料の場合は1液型を使うことがほとんどです。
 

1液型塗料

塗料缶の中身を希釈してそのまま使うことができる塗料で、1つの塗料缶の中に入っているものをそのまま水なりシンナーなりで溶かして使用することができる塗料のことをいいます。1液型は扱いやすいので、手抜き工事や失敗が心配な場合はこの塗料が適していますが、性能としては標準的です。
 

2液型塗料

大小2つの塗料缶(主剤と硬化剤)があり、塗るときにそれらの塗料を混ぜ合わせて使うのが2液型の塗料です。毎回混ぜ合わせて使用する必要があるため、1液型に比べて非常に手間がかかること、塗料を使える制限時間(可使時間)があり作りすぎても作らなさすぎても無駄が出てしまう塗料であるといったデメリットがあります。

施工が大変な塗料ではありますが、密着力が非常に優れており、より良い外壁塗装には欠かせない場合も多いです。
 
 

塗料の分類5:付加機能を加えた塗料

塗料も化学製品なので、新製品が出る度に色々な追加の新機能が加わっていますが、近年話題になっているのは主に下記の3種類の塗料です。
 

セラミック(停滞電性)

セラミックは「焼いて固めたもの」という意味で、陶器や磁器等が代表例ですが、建築材料の中ではタイルが分かりやすいかと思います。

セラミック塗料は耐久年数が長めに設定されており、見た目も良いため人気が出ています。本来の塗料の成分的には無関係なセラミックですが、セラミックを利用した塗料には以下の2種類があります。

なお、セラミックのイメージから耐熱性・耐候性・耐久性に効果がある旨を謳う業者もいますが、これらの効果はゼロではありませんが、あくまでおまけ程度のものと考えておくのが良いでしょう。
 

①主原料はその他の塗料と変わらず、セラミック成分を少し混ぜたもの

この塗料の効果・効能は、静電気を発生しにくくすることで空気中に漂っている塵や埃を吸い寄せないようにすることと、セラミック成分が外壁表面に浮き出て固まって雨で汚れを洗い流す効果を発揮するという、外壁を汚れにくくする2つの機能です。

そのため、雨スジが多く目立ってしまうのを改善したい場合や、交通量が比較的多く汚れが付きやすい地域の場合、屋根が無いビル系の建物や屋根があっても軒先の無い戸建て住宅には、非常に効果が期待できます。

逆に、軒先が大きく出ている建物の場合は、雨がかからないため洗い流す効果は期待できないので注意が必要です。なお、この塗料の場合はウレタン<シリコン<フッ素の樹脂のグレードがあり、それぞれのベース塗料のオプション的追加機能として塗料の性能を評価する必要があります。
 

②主原料のセラミックを細かく砕いて吹き付け、その表面をクリヤー塗装で保護するもの

この場合は基本的に塗料とは言わず、石材調仕上げ塗材と呼ばれ、別枠の材料として考えるのが一般的です。
 

遮熱塗料

遮熱塗料とは、太陽光の近赤外線成分の反射率を上げることで、表面温度が暑くならないようにする塗料で、ガイナなどの種類があります。

特徴としては、太陽光の当たった部分に効果が出ること、夏の温度上昇対策に効果があること、室内の温度を最大2度程度下げる効果が期待できること、薄い色の方が効果を発揮できること、屋根に塗ると効果が高いこと、金属素材に塗ると効果が絶大であることが挙げられます。

なお、温度上昇対策に効果があるとはいえ、冬場に寒くなることはありません。また、太陽光の当たっている部分に効果が出ることから、曇っている日には効果が無いということは心に留めておきましょう。
 

ラジカル塗料

ここ数年で出てきた非常に新しい塗料が「ラジカル塗料(ラジカル制御型塗料)」で、簡単にいえば塗料の寿命が長くなる成分の入った塗料のことですが、耐久年数はシリコンよりも上で、費用はフッ素塗料よりも安いということで最近話題になっています。

外壁塗装の塗料は日々紫外線に晒されて続けているため、塗料の中にある酸化チタンという物質が紫外線を吸収しながらラジカル分子というものを発生させますが、このラジカル分子が塗料中の樹脂成分を破壊していくために塗料の劣化が起こってしまいます。

このラジカル分子を抑えて科学的に塗料の寿命を延ばすことに成功したのがラジカル塗料で、人気があるラジカル塗料は日本ペイントから出ている「パーフェクトトップ」シリーズです。
 
 

自分の家に合った塗料を多くの種類から選ぶには?

以上のように塗料には多くの種類があることから、選ぶだけでも一苦労かと思います。どうしてもどの塗料にしたら良いのか分からない!という方は、是非下記の観点から塗料を選んでみてください。

ここでは、塗料選びに困ったときに役に立つ、塗料選びのアドバイスをご紹介いたします。
 

メーカーから選ぶ

塗料の中にはメーカーが保証をつけているものがあり、保証内容はメーカーによって異なりますが、保証の有無は安心感に直結するためこの観点から塗料を選ぶのも良いでしょう。
 

色から選ぶ

塗料によっては希望の色を出せない種類もありますから、色から選ぶ方法もあながち間違いではありません。

一般的な色味であれば大抵どの樹脂の塗料でも選ぶことはできますが、ガイナなど真っ黒などの濃い色を出すことができない塗料もありますので、濃い色での塗装を希望する場合はまず色の希望を伝えて、業者に候補の塗料を出してもらうのも良いでしょう。
 

人気の塗料から選ぶ

人気の塗料は、価格と耐久性の観点で見たときにコストパフォーマンスが良いという傾向があります。例えばシリコンやウレタンは数ある塗料の中でも安定した人気を誇っていますし、ラジカル塗料も発売後絶大な支持を得ています。
 

仕上げ感から選ぶ

フッ素塗料には光沢感があり防汚性も高いので塗装後の美観が長続きしますし、好みで光沢感を落とすこともできます。また、ガイナ塗料はマットでざらっとした風合いになり、艶がないため自然な高級感を演出することができます。
 

耐久性で選ぶ

耐久性が低い塗料の場合、長く住むうちに何度も塗り替えなければならない可能性が出てきます。したがって、現在の家にあと何年住むのか、計画に合わせて耐久性を選ぶのもお勧めです。
 

費用で選ぶ

費用で選ぶと言っても安ければ良いというわけではなく、塗料費用とトータルコストによって塗料を選ぶという方法です。

今の家に長く住む計画であればコストが高くても耐久性の高い塗料を、反対に数年内に手放す計画があるならばコストと耐久性のバランスで選ぶなど、1回の塗料価格だけでなく、トータルコストで塗料を選ぶことが大切です。
 

環境への優しさで選ぶ

塗料の中にはCO2削減や空気浄化に貢献するものも多数存在しています。

例えばナノコンポジットWは一般的な塗料と比べてCO2排出の原因となる石油系資源が約2分の1しか含まれていないため、非常に地球に優しい塗料と言えます。

また、ガイナは断熱・遮熱性能が高く、冷暖房の仕様を抑えることができるうえ、耐久年数も長いため工事回数を減らすことができ、結果として工事の際に出る排ガスも減らすことができます。
 

塗料に求める効果で選ぶ

外壁塗料は家を守る重要なものなので、機能的な塗料を選ぶこともお勧めです。
例えば、塗料の本来の目的は雨や湿気などの水分が建物内部へ侵入するのを防ぐことになるので、塗料事態に防水効果のあるものを選ぶのも安心でしょう。
 
 

まとめ

いかがだったでしょうか。

外壁塗装に使われる塗料の種類を把握するのは大変ですが、あなたの家に適した塗料を選ぶことが満足する結果に繋がることと思います。本記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。


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