外壁のひび割れの代表的な症状と補修方法・費用を解説

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外壁のひび割れの代表的な症状と補修方法・費用を解説

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家屋のひび割れは経年で多少出てくるものですが、問題ないひびもあれば深刻な劣化の症状である場合もあり、その判断基準は難しくなっています。

今回は色んな所にできる「ひび割れ」について、詳しくご紹介していきます。

 

外壁のひび割れの代表的な症状と原因・補修方法

外壁にできるひび割れには、種類によって深刻度や対処方法が変わってきます。

 

ヘアクラック

ヘアクラックは、ひびの幅が0.3mm以下の細かなひび割れのことを言います。

 

特徴

ヘアクラックは比較的微細なひび割れで、すぐに何か起きるような心配はないものの、気がかりな場合には業者に検査してもらうと良いでしょう。

 

原因

経年によってひび割れが生じるのは珍しいことではありませんが、ヘアクラックは塗膜の劣化や下地の変化で出てきます。

 

塗膜の劣化

時間が経つことで塗膜が劣化し、ひび割れが起きることがあります。

原因としては、塗膜が素地の膨張・伸縮に耐え切れなかったり、各層の乾燥不足などで起こることが大半です。

 

すぐに対処しなければ危険というようなことはありませんが、気になる場合は塗り替えで対処しましょう。

塗り替えに必要な費用は、通常の塗り替え費である600,000~1,200,000円ほどです。

 

塗装間隔のずれによる縁切れ

吹き付け塗装をした際に出やすいのが、塗装間隔のずれによる縁切れです。

 

吹き付け塗装は「下塗り材→主材→上塗り材」の順で塗っていく塗装方法が一般的です。

しかし、工期の関係で「主材の乾燥が十分でないまま上塗り材を塗布」してしまうことがあり、縁切れの原因とされます。

 

主材が乾かないまま上塗り材を塗布すると、上塗り材が乾いた後に主材の乾燥が始まるため、伸縮によるひび割れが発生するのです。

 

ヘアクラックの補修費用は、クラックへのコーキング充填である「打ち増し」が900円/㎡ほど、コーキングを取って補修をする「打ち替え」が1,200円/㎡ほどです。

 

弾力性のある下地や塗膜の上に硬質塗装をした場合

弾力のある素地や弾性を持つ塗膜の上から、伸縮しない硬質な塗料を塗布した場合、下地の動きに対応できずひび割れてしまうことがあります。

 

この症状が出る原因は、単に「塗料の選定ミス」で、場合によって全面剥離が必要になり、剥離剤を用いてケレン棒でこそぎ落とす作業を数回行うことが必要です。

費用は30坪(3LDK)の家屋を補修するとして、屋根だけで1,000,000円を超えるなど高額になります。

 

構造クラック

構造クラックの症状引用元:https://gaiheki-kakekomi.com/home/crack/

構造クラックは、建物の構造に関する欠陥や、建物の重さに耐えかねて起きる不同沈下などで生じたひび割れのことです。

 

特徴

構造クラックの特徴は、基礎や外壁に起こるひび割れで、ひびの幅が0.3mm以上、深さ5mm以上のひび割れのことを言います。

 

原因

構造クラックは、建物にかかる負荷がうまく分散されず集中したことでひび割れている場合や、建物が凍結・融解を繰り返したことによる劣化が原因で起こります。

 

補修方法

構造クラックの補修方法には以下のような方法があります。

 

シーリング補修がベスト

構造クラックにはシーリング補修が最適だと言われており、ひびにシーリングを充填することで補強するため、歪んでかかる負荷を分散させる役割があります。

 

実際のシーリング補修の流れを見てみましょう。

 

ステップ1:専用カッターによってシーリング材を充填させるための目地を作る

専用カッターを使用してひび割れを加工し、目地を作ることで細かいところまでしっかりとシーリング材を充填させる方法です。

 

ステップ2:作成した目地に対してシーリング材の充填を行う

作った目地にシーリング材を充填し、均していく工程です。

目地をつくることで細部までシーリング材が行きわたるので、補強になります。

 

補修にかかる費用相場

シーリングによる構造クラック補修にかかる費用相場は、1m辺り900~1,200円ほどと言われます。

 

乾燥クラック

乾燥クラックは、外壁材を乾燥させる過程でできるひび割れです。

 

特徴

乾燥クラックの特徴は、モルタルにできる幅が狭いひび割れのことを指します。

原因

モルタルに表れる乾燥クラックは、モルタルの乾燥による伸縮が原因で現れるひび割れです。

 

補修方法

乾燥クラックの補修には以下のようなやり方があります。

 

微弾性フィラーを下塗りする方法

微弾性フィラーとは弾力性のある下塗り塗料のことで、上塗りする塗装の伸縮に強い塗膜を作れる特徴があります。

 

シーリング材の刷り込み後、微弾性フィラーを下塗りする方法

微細なひび割れの補修に強い微弾性フィラーは、シーリング材の刷り込みで均した面に塗布することで、塗装面を守る塗膜を作ります。

 

エポキシ系充填剤の注入後、微弾性フィラーを下塗りする方法

エポキシ系充填剤

引用元:https://jp.misumi-ec.com/vona2/s_cate/%E3%82%A8%E3%83%9D%E3%82%AD%E3%82%B7%20%E5%85%85%E5%A1%AB%20%E5%89%A4/

エポキシ系の充填剤は付着性が良く、充填性が高いため、ひび割れに充填した上から微弾性フィラーを使用することで補修ができます。

 

補修にかかる費用相場

微弾性フィラーの塗装費用は、700~1,000円/㎡ほどですが、質の良いものや機能性のあるものは2,000円/㎡ほどのものもあります。

 

外壁のひび割れを放置するリスク

外壁のひび割れを放っておくとどうなるのでしょうか。

構造的に問題がないものもありますが、見栄えは良くありません。

 

細かなメンテナンスを行うことで、長く住みやすい住まいを維持できます。

 

雨漏りが発生しやすくなる

外壁のひび割れをそのままにしておくと、深刻なひび割れはどんどん症状が悪くなり、雨漏りなどにつながっていきます。

 

家が倒壊する恐れがある

構造体の問題によるひび割れがあるときは、放置することで力のかかり方が変化していき、最悪の場合は倒壊の恐れが増します。

 

外壁劣化の原因となる

外壁のひび割れは、そのままにしておくと劣化の原因になります。

微細なひび割れや経過観察を必要とするものは、なるべく早めに対処することをオススメします。

 

見た目が悪くなる

外壁のひび割れは見た目に良くない印象を与えます。

外観を気にされる方は、予算を組んで補修すると良いでしょう。

 

外壁のひび割れ補修に火災保険が適用できる可能性がある

ひび割れの補修に火災保険を適用できる可能性があることをご存知ですか?

以下で説明していきます。

 

ひび割れ補修に火災保険を適用する条件

ひび割れの補修費用に火災保険を適用するためには条件があり、該当する場合のみ適用対象になります。

 

強風による破損

外壁にできたひび割れが強風によるものの場合、火災保険が適用される可能性があります。

申請できる基準は、秒速20m以上の風による被害および損害なので、強風の影響である状況の証明写真などを用意して、早めに申請しましょう。

 

外壁の補修費用

火災保険が適用される外壁修理やリフォームの費用は、200,000円以上であることが定められています。

小規模な修復では適用されないので注意しましょう。

 

申請可能な期間

外壁の補修を風災によるものと証明し、火災保険に申請するには、保険法の定めにより、強風による風災から3年以内に申請しなければいけません。

しかし、修理やリフォーム工事を既に終えていても、3年以内であれば申請可能です。

 

ひび割れ補修に火災保険を適用する際に自身で行うこと

ひび割れの補修に火災保険を適用しようという場合、まずは保険会社に連絡をし、申請に必要な書類を取り寄せましょう。

修理してもらう業者と契約をする際に、並行して火災保険の申請代行が可能です。

 

必要に応じて代行契約を結べば、代行契約をした業者が書類手続きを代行してくれます。

自身で申請を行う際には、必要書類以外に修繕費用の見積書、被害箇所の写真、調査報告書を保険会社に提出しましょう。

 

ひび割れ補修火災保険を適用する際に注意すべき点

風災による被害を受け、家屋の補修を行った場合、施工業者や専門の鑑定人に依頼して状況を判断してもらわなくてはいけません。

実際に200,000円以上かけて補修をしていても、外壁の塗装のみでは申請は通りません。

 

一緒に構造体の補強をしたなど、大規模な工事を行った場合のみ適用される制度だという認識が必要です。

 

外壁補修を業者に依頼する際に知っておくべき法律

外壁補修を行う場合に知っておくべき法律が2つありますのでご紹介します。

 

民法における瑕疵担保責任の請求

 

補修の依頼をする人は業者に対して、建築物の欠陥である瑕疵(かし)について損害賠償請求をすることができます。

コンクリート造の建築物で引き渡しから10年、木造家屋などは引き渡しから5年と定められています。

しかし現状では、保証期間を短くして取り決められることが通例です。

 

住宅の品質確保促進等に関する法律

見えないところにある不具合やデメリットを瑕疵(かし)と言いますが、その瑕疵を引き渡し日から10年間、補修する義務を負うというのが住宅の品質確保促進等に関する法律です。

外壁工事というと見積もりばかりに気を取られがちですが、保証年数などの決まりを記した契約書や保証書は必ず保存して持っておくことで、トラブルの際に重宝します。

 

住宅取得者に不利な特約があったとしても、それは無効になります。

この法律が適用されるのは「平成12年4月1日以降に締結された新築物件の契約」です。

 

外壁のひび割れ補修を業者に依頼する際のチェックポイント

外壁補修を業者に依頼するにあたって、チェックしておくポイントをまとめました。

 

ひび割れの補修事例が豊富に存在する

世の中に工事業者はあふれていますので、よりひび割れ補修の実績が豊富な業者を選ぶことで、あとで欠陥が見つかったり不具合が出た際に、業者とのトラブルを防げる可能性があります。

 

工事の補償範囲が明確である

丁寧な作業をしてくれる業者は保証範囲をしっかり明示していることが多いです。

 

アフターフォローについての説明がある

優良業者の基準として、アフターフォローの説明有無があります。

しっかりした業者ほど見積もりや書類も丁寧にわかりやすく記されていますし、配慮が感じられます。

 

書類取引時の姿勢というのは、見積もりの時点から見ておくべきポイントと言えます。

 

まとめ

今回は、外壁のひび割れ補修について詳しくご紹介しました。

放っておいても問題がないひび割れもあれば、構造に影響するような重大なひび割れもあり、見極めには専門家が必要なことがおわかりいただけたのではないでしょうか。

 

外壁のひび割れがきになる際には、自身で判断せず専門家の意見を仰ぎましょう。

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