トタン外壁の張り替えや塗装にかかる費用と基礎知識マニュアル

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外壁塗装コラム

トタン外壁の張り替えや塗装にかかる費用と基礎知識マニュアル

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今回はトタン外壁を中心に、一般的な住宅に使用されている外壁材についてご紹介していきます。

 

トタンは屋根や外壁材として1970~1990年代の住宅に広く使用されてきましたが、現在ではその多くが補修や張り替えの時期に来ています。

 

安くて軽い材として人気のトタンはサビやすいイメージがありますが、塗装をしてメンテナンスを行えばサイディング外壁よりも長持ちすることも。

 

以下で見ていきましょう。

 

トタン外壁の張り替えにかかる費用

トタン外壁の張り替えはどのくらい費用がかかるのでしょうか。

 

トタン自体は安価でサイディング材よりも用いやすい印象です。

 

費用の目安

トタン外壁を張り替える際に必要な費用は、およそ2,000,000円~と言われます。

 

トタン屋根は「重ね葺き」という、今ある屋根に重ねて屋根を葺く工事ができます。

 

しかしトタン外壁はサビていると、触れている金属までサビさせる「もらいサビ」という症状が出るリスクがあります。

もらいサビを避けるためには、屋根の張り替えをするしかありません。

 

張り替えの方が費用は高くなりますが、工事をしたのに不良が出てきた!なんてリスクを回避するには張り替えが賢明です。

 

費用の内訳

トタン外壁の費用内訳を見ていきましょう。

例えば3LDK(30坪)で壁面積120㎡の住宅を例にすると、

 

  • 足場代(600円/㎡) 72,000円
  • 金属系サイディングボード(3,000円/㎡) 360,000円
  • 施工代(2,500円/㎡) 300,000円
  • 既存外壁の撤去(1,000円/㎡) 120,000円
  • シーリング打ち込み 50,000円~100,000円
  • 運搬費など諸経費 100,000円~200,000円

上記のような内訳になります。

 

この計算は最安値での概算で、各住宅によって差が出てきますので、だいたいの目安として考えておきましょう。

 

トタン外壁の塗装にかかる費用

トタン外壁の塗装は、張り替えよりも費用が抑えられます。

 

しかしトタンは風雨で劣化しやすく、耐用年数は10~20年ほどです。

トタン外壁の使用年数を10年とすると、品質が保たれる塗装回数は1回か2回だと考えておきましょう。

 

費用の目安

30坪程度のトタン外壁の住宅を例にすると、塗装費用はおおよそ800,000円~900,000円ほどが相場です。

 

この数字は、最近流通している「シリコン系塗料」を使用した場合の概算で、他の塗料と比較すると価格は高めですが機能性が良く、持ちが良いのが特性です。

 

費用の内訳

トタン外壁の塗装費用は、30坪(壁面積120㎡)の住宅をモデルにすると

 

  • シリコン系塗料(3,000円/㎡) 360,000円
  • 足場代(600円/㎡) 72,000円
  • 高圧洗浄(500円/㎡) 60,000円
  • 下地などの材料代
  • 人件費
  • 諸経費 価格の3~5%

 

上記が主にかかってくる費用です。

複数の業者に見積もりをかけることで、ある程度の価格に抑えられるでしょう。

 

張り替えか塗装かは耐用年数と傷みの症状度合で決める

トタンは「亜鉛めっき鋼板」と言い、その名の通り亜鉛めっきを消費することで耐性を持たせている材です。

 

トタン劣化症状の進行の流れ

経年によって亜鉛が少なくなると、釘を打った部分や小さな傷などからサビが発生し、浸食が進んでしまいます。

 

少しでもサビが見受けられた際には、塗装でなく張り替えが必要になってきます。

 

理由は、綺麗にトタンをケレンしてサビを取っても、塗装によるカバーは不十分になり、塗装によって期待される耐性が得られないからです。

 

サビや浸食がある場合には、トタンの張り替えがマストになってきます。

 

トタンの耐用年数

トタンは耐久年数が長く、10~20年持つと言われていますが、風雨で傷がついたり飛来物でへこんだりして、あまり強度がないのが特徴です。

一度サビが出ればケアが難しく、張り替えになるケースも珍しくありません。

 

トタンの張り替えの目安となる症状

トタンは薄くて軽いため、国内でたくさん使われていたことがあります。

どんな症状が出ていたら張り替えをした方が良いのか、まとめていきます。

トタンの貼り替えが必要となる症状

変形がみられる

変形は風や飛来物などによって起こりますが、気温による温度変化で膨張・収縮を繰り返すことで劣化が進むことがあります。

変形が見られる際には、早めに補修の計画を立てることが賢明です。

サビが目立つ

サビはトタン外壁において、一番深刻な症状に発展する可能性がある劣化症状です。

重ね張り工法ができないのには理由があり、サビがあるトタンに重ね張りすると、新しい外壁まで浸食していくのです。

サビが目立つからとケレンして塗装しても、その耐久性はかなり低くなってしまいます。

 

劣化により穴が開いている

トタンが劣化して穴が開いてしまった場合、補修する方法はありません。

「シーリング」という樹脂材で穴を充填して補修することもありますが、それは傷が微細な場合のみです。

穴まで開いているとかなり浸食が進んでいるので、残しておいても張り替えるまでどんどん浸食が進んでいくことになります。

 

トタン外壁の張り替えを成功させるための3ステップ

トタン外壁を張り替えるのに必要なことが3つあります。

要点をしっかり押さえて、失敗のない外壁工事を行いましょう。

 

張り替える外壁材を決める

外壁材にはたくさんの種類があり、それぞれに特性があります。

 

トタン外壁の張り替えには金属系サイディングが良いという声もありますが、サイディング以外にもモルタルなどさまざまあるので、最良のものを選びましょう。

 

家全体に調和する外壁のデザインや配色を決める

外壁工事をする場合、カラーや配色など、デザインを考えるとワクワクしてきますよね。

周りの住宅との調和を図ったり、配色をポップにしてみたり。

自宅はひとつなので、自分やパートナー、家族との話し合いをして決めていきたいところです。

 

張り替えを業者に依頼するかDIYにするかを決める

トタン外壁の張り替えに際して、工事業者に依頼するのが安心なのはもちろんですが、比較的安易にできるものであれば、DIYで張り替えをするのも手段のひとつです。

 

外壁材の種類

外壁にはさまざまな種類があり、メリットや費用、デザイン性などで分かれていきます。

 

サイディング外壁

サイディング外壁は、近年日本の住宅の70~80%に利用されているポピュラーな外壁材です。

その中でも多いのが窯業系サイディングで、メリットやデメリットがあります。

 

窯業系サイディング

窯業系サイディングは現在、多くの日本住宅に使用されています。

 

工場で生産される製品なので、一定の機能をもって安定的に機能を発揮します。

 

特徴

窯業系サイディングの特徴は、「デザイン性」が高く、「安価」で「施工が安易」なことなどが挙げられます。

 

費用

窯業系サイディングの費用は、一般的なもので「3,000~15,000円/㎡」で、30坪(3LDK)の住宅を例にすると材料代が360,000円~となります。

 

メリット

窯業系サイディングを選ぶメリットは、価格やデザインの他に「耐火性、遮音性、耐震性」に優れていて、構造上のメリットが大きいことです。

 

デメリット

窯業系サイディングを選ぶデメリットは、

 

  • 熱をため込みやすい
  • メンテナンスが必要
  • 防水性がないため塗装に左右される

 

などが挙げられ、価格が安くて取り入れやすい分、メンテナンスや弱い部分に対しての補強が必要です。

 

金属系サイディング

トタン外壁と似た雰囲気の金属系サイディングは、金属の特性を生かしながら機能性を高めた外壁材です。

 

特徴

金属系サイディングの特徴は、「軽量」で「施工が安易」な点で、サイディングの中では扱いやすいことが挙げられます。

 

費用

アルミニウムの金属系サイディングは「5,000円/㎡~」

ガルバニウム鋼板は「3,500円/㎡~」

 

というのが一般的な費用で、30坪(3LDK)の住宅で420,000円~ほどの価格帯です。

 

メリット

金属系サイディングのメリットは、

 

  • 窯業系サイディングほど重量が無く、作業がしやすいため「施工期間が短くなる」傾向がある
  • コストパフォーマンスが良く、「耐震性、断熱性、耐凍害性」に優れているため「雪の多い地域でも安心」して選べる

などです。

 

デメリット

金属製サイディングのデメリットは、「サビ」、「へこみ」、「酸性雨や塩害に弱い」点に注意が必要なことです。

 

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、シェア率は低いものの、機能が魅力的なサイディングです。

 

特徴

樹脂系サイディングは、天然塩60%、石油40%を原材料とする塩化ビニール樹脂を使用しているのが特徴で、豊富なメリットがあります。

 

費用

樹脂系サイディングは「高価」なことがデメリットとされますが、その耐用年数は段違いです。

窯業系サイディングは工事費用が1,500,000~2,000,000円のところ、樹脂系サイディングは材料費だけで上記の金額に達してしまいます。

 

そのため、実際に施工するのは住宅全体の1~2%に留まっています。

 

メリット

樹脂系サイディングを選ぶメリットは、「浸食・ひび割れが起きにくい」、「耐久年数が長い」ということです。

他にも金属系サイディングと同じく「軽量」で雪と海風に強いため、雪の多い地域や海岸近くの住宅で人気を博しています。

 

デメリット

樹脂系サイディングのデメリットとして、「高価」で「施工できる業者が少ない」ことなどが挙げられます。

遠方の業者を選べば運搬費などが多くかかってしまうリスクがあります。

 

モルタル外壁

モルタル外壁は、サイディングボードが広まるまで日本の住宅に多く用いられていた外壁で、職人のテクニックによって価格帯が異なってきます。

 

特徴

モルタル外壁は統一感ある外観にできるのが特徴の外壁です。

職人の技術によってデザイン性をだしたり趣が生まれます。

モルタルと砂を混ぜて作ったものを壁に塗り付け、乾燥させます。

 

費用

モルタル外壁にかかる費用はおよそ2,000~8,000円/㎡と、クオリティや工事の難易度に応じて価格の変動が大きく変わってきます。

30坪の住宅で240,000円~1,000,000円以上と諸費用が加算されます。

 

メリット

デザイン性に富んだ外壁ができるモルタル外壁は、職人のテクニック次第でたくさんの表情を作れます。

温かい雰囲気のデザイン外壁になり、耐震性、耐火性、耐久性に優れています。

 

デメリット

モルタル外壁のデメリットとして、手作業で作業を行うことと、乾燥に伴う施工期間の長期化が挙げられます。

他にも、施工する職人の腕に左右されたり、ひび割れが起きやすいことが挙げられます。

 

ALC外壁

ALC外壁は、別名を軽量気泡コンクリートと呼び、最近注目を集めている外壁材です。

 

特徴

ALC外壁の特徴として、サイディングボードに比べて「環境に配慮されている」点があります。

その他、たくさんのメリットがあるのでご紹介します。

 

費用

ALC外壁の費用は5,500~10,000円/㎡ほどとなっており、30坪の住宅で材料費660,000円~が相場です。

5~10年ごとに必要になるメンテナンス費用を加味して施工することをオススメします。

 

メリット

ALC外壁は、「耐久性、断熱性、耐火性」があり、外壁材でも優れた性能を持っています。

また、コンクリートの1/4ほどと軽量なため、「耐震性」に気を配る方にオススメです。

 

デメリット

ALC外壁は防水性が低く吸水しやすいため、塗装でカバーする必要があります。

塗膜は定期的なメンテナンスが必要になり、経年を視野に入れた計画が必要です。

 

また、普及率が伸びない背景として「高価」な点がデメリットとされます。

 

タイル外壁

無機質のタイルを使用したタイル外壁は、メンテナンスフリーの外壁とも言われ、人気を集めています。

タイル外壁

 

特徴

メンテナンスが要らない無機質のタイル・素材を使用したタイル外壁は、職人の技術に左右されるものの、一度作ってしまえばメンテナンスが要らない外壁と言われており、経年を趣として楽しめる外壁材です。

 

費用

外壁タイルは、初期費用が3,000,000万円~と、サイディング外壁の2倍ほどの値段がかかってきます。

安く済ませるよう交渉すると目地や下地材が無機質でなくなり、メンテナンスが必要になる場合があるので注意が必要です。

 

メリット

無機質のタイルは日光や雨に強く、劣化が少ない材として注目されています。

他の外壁では劣化による張り替えが必要になるなど、数年先の補修も加味して計画を進めなくてはいけません。

 

しかし、タイル外壁は施工がしっかりしていればほぼメンテナンスが要らないのがメリットです。

 

デメリット

施工業者の技術に左右されるタイル外壁。

十分な技術がない業者が担当すると、タイルが剥がれたり、目地など下地材が無機質でないため劣化が生じるなど、補修が必要になるのがデメリットです。

 

トタン外壁のテーマ別おしゃれなデザイン例

最近のトタン外壁はとてもオシャレです。

青い波板のイメージを持つ人には珍しく思うのではないでしょうか。

簡単にご紹介していきます。

 

木目調

木目調の優しい雰囲気が特徴のトタン外壁です。

 

トタン 木目調

引用元:http://blog.livedoor.jp/rfm_ohanashi/archives/35149652.html

 

金属のテカリや質感はあるものの、ぱっと見の印象が金属らしくないので支持されています。

 

 

ナチュラルデザイン

トタン ナチュラルデザイン引用元:https://hapisumu.jp/wall-a223853/

 

トタン外壁は塗料によってカラーバリエーションが豊富になっています。

ナチュラルな印象のカラーは特に人気で、トタンの金属感が薄いのが特徴です。

 

金属の質感を全面に押し出したデザイン

トタン 金属デザイン例

引用元:https://www.oliver-reform.jp/seko/19267.html

 

トタンの金属感を生かして施工したのがこちらのデザインです。

力強い印象が強くなります。

 

トタン外壁の塗装を成功させるための3ステップ

トタン外壁の塗料と言ってもたくさんの種類と機能があります。

 

安易にペンキを用いるのは控え、知識をつけて判断するのが大切です。

 

トタン塗装後の色やデザインのイメージを決める

トタンに塗装する場合、仕上がりのビジョンを持つことが大切です。

 

カラーの希望や雰囲気によって最適なものを選びましょう。

 

トタンの塗装に使う塗料を決める

トタンの塗料と言っても今はたくさんの種類があります。

 

機能やカラー、用途に応じた塗料を選んで、持ちの良い外壁になるように考えていくことが大切です。

 

トタンの塗装を業者に依頼するかDIYで行うかを決める

トタンの塗装をする場合、確実で安心なのはもちろん業者に依頼することですが、DIYで塗装する、という方も中にはいらっしゃると思います。

 

作業時間や足場の確保などが可能な場合、DIYは割安に済みます。

一方でデメリットも大きいのも確かです。

 

DIYのデメリットも踏まえて作業するようにしましょう。

 

トタンの塗装に使う塗料の決め方

トタンに塗装をする場合、用途や補強などを踏まえた材料のチョイスが必要です。

これは塗装の専門業者がいるくらいですから、一概に「これが良い!」という万能塗料はありません。

 

これから対象の物件に降りかかるリスクや要因をしっかりとカバーしてくれる塗料を選ぶのが大切です。

 

塗装と貼り替えどちらもDIYで行うのはハイリスクローリターン

DIYでトタン外壁の塗装や張り替えをしようとするのは実はリスクが高いです。

どうしてリスクが高いのかをご紹介します。

 

どちらも高所作業になるため、落下の危険が伴う

慣れない人が高所で作業をする場合、圧倒的にDIYする素人の方が技術が安定せず、かつ危険な作業になることが明らかです。

 

足場を組む必要があるため、コストがかさむ

2階建てでなくても高所作業となれば足場を組む必要があります。

これはキャンプのテント感覚で組み上げれば良いというものではなく、「安全」を確実に確保していかなければなりません。

 

足場を頼むと、DIYと言っても費用がかさんできます。

足場のみで大体150,000円前後必要になると考えておきましょう。

 

一見きれいにできたように見えても数年後にトラブルが起こる可能性が高い

素人判断で作業すると、小さなミスや補修箇所が深刻な状態になって発見されることは珍しくありません。

安易にDIYするのはとてもリスクが高いことだという認識を持ち、検討していくことが必要です。

 

まとめ

今回はトタン外壁について詳しくご紹介してきました。

他の外壁よりも簡単に、ある程度の強度をもって施工できるのがトタン外壁です。

 

しかしその一方で、DIYでの作業は難しく、デメリットが大きくなることをご理解いただけたかと思います。

 

賢く長く住宅の機能を保つには、やはり専門業者への依頼が一番の近道です。

 

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